100通の声

第68声目

私、『MCU総帥 **(十五歳高校一年)』は
今皆様ご存じの、かの『ファイナルファンタジーIX』をやっている。
今現在のプレイ日数は期末テストにより未だ二日目。
今の状態・・・目が疲れて気持ち悪い。
取り敢えず今の時点での私のご感想でも書き連ねておく。
先ずは・・・やはり自称『FF崇拝者』の私としては、
こう云っとかねば筋違いと言うものだろう。

「至高のエンターテインメントだ・・・・。
ゲームと言う枠では収まることのない新たな『FF』と云う名の・・」

とにかく素晴らしいのだ。
殊にCGによるムービー画面の演出は。
プレイステーションの描画能力の限界と称された前作を
凌駕するクオリティーの高さ。
前作の近未来的な世界観は例えCGで演出されたとしても
ある程度絵として納得できたが、
今回のファンタジーの王道とも云うべき世界観を
CGによる絵でここまで演出してみせるとは・・・。
かつて「プレイステーションでは実現不可能」と云われた
映像世界を遍歴六年を経て今浴びる快感・・・・。
まさに動員数三桁にも及ぶ天才たちの紡ぎ出す世界を堪能する悦び。
スタッフの殆どが絵描きという驚くべき分業のバランスは伊達ではない。

そして、私がこのシリーズに於いて最も重視し、
又期待しているポイントだと公言している『植松サウンド』について
(FFシリーズの音楽は全て『植松伸夫』と言う一人の
専属の音楽家の手によって作られている。
そして私はそんな彼の作り出す音楽の世界を『植松サウンド』と呼び、
現在私が最も尊敬する人物として崇拝しているのだ。
その入れ込みようたるや、半端なものではない。
中学校の卒業文集も彼のことについて書いた程だ)。

今作のサウンドにおいて特筆すべきは、
やはりCGムービー画面のBGMだ。
前作ではオープニングとエンディングという、
二対の作品中最も重要な位置を占めるシーンにおいてのみ
使用されていた、実際のフルオーケストラによる音源。
前作ではそのほかのムービーのBGM音源は
全てシンセサイザーによるものだったが、
今回では生の音源が殆どのムービーのBGMに使われている。
それはさながら映画(ムービー)の迫力。
説得力、臨場感は前作の比ではない。
レコーディングは海外で執り行われたと聞く。
その代わり今回のオープニングは前作に比べてあまり立っていないが、
そのほかのシーンを見ると全体のバランスを配慮した
演出の一環であることが読みとれる。
オリジナルサウンドトラックは予約せずとも
初回出荷分は手にはいるだろうが、
そこは植松伸夫大先生への忠誠心で、
予約受付がスタートするその日に予約しておかなければ・・・・・。

FFに新作が出ると云うことは、私にとっては大事件なのだ。
これを読んでいただければある程度はおわかり頂けると思う。
FFも巷では色々と云われているが、自分を『ゲームマニア』ではなく、
狂信的『FFマニア』だと公言する私ならば、
植松サウンドとあのクオリティのCGがある限り
私のFF信仰は永遠でいられると確信する。

−管理人より




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