(対訳)
今僕はここに立ち
朝日の中で約束の地だけを思い描く
彼らは言う、
大いなる水平線のはるか彼方、
どこかに美しい島がある、と
皆はこう言う
彼は心から楽園を夢見ている
結局そんな所はありもしないのに、と
僕には分からない
なぜ誰一人
見知らぬ楽園を求めて船を漕ぎ出そうとしないのか!
*夢の中で僕(達)は
そこに住む人々が
愛情といたわりの言葉を交し合うのを見た.
鮮やかな日光を浴びて
彼らは鳥たちとともに踊り
小川のほとりで1日中歌っている
**あるとき、いつかきっと、
僕(達)が約束の地の浜辺を目指して
船を漕ぎ出すのを見るだろう.
今僕達はここに立ち
燃えるような夕日の中で約束の地のことだけを話し合う
うれしいことに僕は
もうたった一人ではないことを知っている
夢を分かち合う良き仲間を得たのだ
僕達はとても若く
魔力をも手に入れた
僕達は花のように咲き誇っている
さあ、僕達皆で深く青い海を渡る
その日が来るのを待とうじゃないか.
*、**くりかえし
-----------------------------------------------------------
(あとがき)
だいぶ遅くなりましたが、歌詞対訳の第一弾として、The Promised Land をお送りします.
今回は曲の持つ勇壮な雰囲気を重視し、
「野心にあふれる若児。というイメージで訳させて頂きました.
今回解釈上の問題となった箇所は、
we are nourishing like flowers の部分のみです.
ここで問題なのはnourishingの用法です.
愛用のジーニアス英和辞典によると
動詞nourish(《植物などを》『育てる』)には
自動詞用法がないので、目的語がない以上
現在進行形ではなく形容系ourishing(『栄養がある』)である、
と考えるしかありません.
そこで、『花のように栄養がある』=『花のように充実している』=『花のように咲き誇っている』
と意訳しておきました.
Tiberius