「作曲は小学校の頃から 」
----曲はどれくらいのころから、自分で書くようになったんですか。
植松:小学校のときに、おばあちゃんの家に行ったらギターがあったんですよ。
カッコよく思えて家に持って帰ったんだけど、そうは弾けないですよね。
しょうがないから自分でメロディーを作って鳴らし始めたんですよ。
----ちゃんとギターを習ったわけじゃないと。
植松:全然習ってないんですよ、僕。教則本も見ませんしね。
その代わりに「ヤンソン」という本がありましてね、昔(笑)。
---ありますね。「明星」の付録としてついてくる歌本ですね。みんな見ますよね。
植松:歌にメロディーとコードが書いてあって、コードの押さえ方が書いてあるんです。
それでジャランと弾いてやっていくと、あ、これが伴奏というものなんだなってわかって
くるじゃないですか。ジャラジャラやっているうちに、ピアノで音を一個一個拾って押さえていけば
ピアノに応用できるんじゃないかという直感がひらめいたんです。
それでAマイナーとか、Cとかやっていると合うんですよね。
これはすごい発見だ、こんなことを思いついたのはオレだけに違いないって。(笑)
「皆さん楽器をやりましょう 」
---感動しますよね、その発見は。(笑)
植松:そういうふうにやっていて、コードとかを覚えていきましたね。
だから、ピアノも何も習ってないし。
---覚え方もずいぶん本質的な覚え方をしているんですね。(笑)
植松:おそらく、習ってもだめでしたね。そういうお勉強事だめですから。(笑)
楽器って、おもしろいですよ。皆さんもやるべきですよ。
小学校でやらされるじゃないですか、リコーダーとか。
その人たちが大人になって、音楽から縁切れて、結婚して、子供をつくって、
子供が小学校でリコーダーを吹いていて、パパ教えてよと言っても、
いや、お父さんはダメって言って。
それで、もう閉ざしちゃうでしょう?そうすると、その子供は
音楽のある環境には育つことはできませんよね。
親がそんなことをやっていたら、いつまでたっても、
日本に音楽なんか絶対に育たないですよ。
下手は下手なりに、子供と一緒に練習すればいいのにね。
---確かに。最後に読者へ何かありますか
植松:ファンレター待ってます(笑)。
いや、スランプのときはファンレターを読むと本当に勇気づけられますからね。
今まで送ってくれた方、この場を借りてお礼を言いたいです。
何かおもしろいネタや音楽があったらぜひ教えてね(笑)。
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