◆1通目
はじめまして。
僕が植松さんの音楽を「いいなぁ〜」と思い始めたのはFF3からです。
その時の僕はまだ中学生になったばかり。
CDというメディアの存在も知らないくらい若かったです。(笑)
そして『ゲーム音楽』というジャンルも確立していませんでした。
そんな時代に僕は『植松さんの作られる音楽』と出会ったのです。
その頃の僕は、『FF3メインテーマ』、『クリスタルタワー』、
『暗闇の雲』が大好きで、いつもそのメロディーを口ずさんでいました。
今でなら「サントラCDでも買いに行こ〜」でO.K.なんですが、
当時の音楽メディアは、CDという素敵なアイテム(笑)は存在せず、
テープ(!)が主流でした。
今や『1人に1台』になろうというCDラジカセ
(今はもうMDラジカセですか?)も『一家に1台』レベルの普及率。
今思うと素敵に無敵な環境ですね〜。
(って書くと年寄りっぽいですが、僕は22才になったばかりです)
根本的にFF3のミュージックテープが販売されていなかったし。(涙)
ですから、植松さんの音楽聴きたけりゃファミコンをテレビに繋ぐしか
ないわけです。
カセット差し込んで...(この表現も過去のモノですね〜。あ、ゲームボーイがあるか)
『悠久の風』などは、まあすぐに聴けますね。フィールドの音楽だし。
『クリスタルタワー』もインビンシブルで飛んだ後、
城壁を超えれば大丈夫。しかし『暗闇の雲』がねぇ...(笑)
最終セーブポイントから2時間弱は辛いなと。
そんな僕がとった最終手段は”テープ録音”でした。
テレビのスピーカーにテープレコーダーのスピーカーを直接当てて、
録音ボタンを、「ポチッとな」と押すわけです。
これの弱点は”周囲の音も拾ってしまうこと”でしたが、
当時の僕にとって「好きな時に、自分の好きな音楽が聴ける」
という喜びの前では、そんなものは無いのと同じでした。
今の僕は「良い音で音楽を聴きたい〜」なんて思ってしまい、
オーディオ系にお金を結構使っているのですが、上に書いた
中学生当時の事を思い出すたびに(FF3のサントラを聴くたびに)
「何か大切なモノを忘れてしまった」という思いが有ります。
雑音混じりでも素敵な音楽に聞こえた、あの時の気持ちを
忘れてしまっている、そんな気がするのです。
植松さんの音楽は聴くたびにその事を思い出させてくれます。
僕が好きな作曲家さんは大勢みえるのですが、その中で、
やはり植松さんが一番です。
「音楽は心で聴くモノ」と初めて教え気付かせてくれたのは、
『植松さんの音楽』でした。
中学生の時は運動部だったのですが、「音楽をやってみよう」と思い、
高校から吹奏楽部に入部したのも、『植松さんの音楽』との出会いがあったからです。
ここに投稿しているのも『植松さんの音楽』のおかげですね。
(まつこさん&書き込みにみえる皆さんにも感謝です)
長々と書いてしまいましたが、最後に・・・。
「植松さん、音楽って楽しいです!」